見る
「彼しか見えない」そんな恋愛をしていた私。
私個人としてはとても充実した恋愛でした。
彼だけを見つめて、彼の為に時間を使う。
それが「SNSの幸せ」というくらいの感覚でした。
彼もまた、私だけを見つめてくれていました。
互いに見詰め合う事で「二人の世界」は作られていきました。
それは悪い事ではないのですが、別の角度から見てみると周り一切を遮断するような行為だったんです。
「最近、話しかけにくくて」「誘いづらくって」「彼と居たいかなと思って」そんな言葉を女友達から聞いた時、ふと我に返ったような気持ちでした。
見詰め合う事も大切だけれど、恋愛において「もっと大切なこと」ってあるのではないかと思い始めていました。
それは「同じベクトルを持っている」「同じ方向を見ている」という事。
見詰め合えば二人だけの世界は作り上げられます。
それは互いを思う気持ちが強ければ簡単に作り上げられる世界。
けれどそれでは視界が狭すぎて、何の前進もないように感じました。
同じ方向を見れば視野だって広がるし、自然と刺激も生まれる。
きっとその中で喧嘩になることもあるかもしれないけれど同じものをみて進んでいくほうがお互いの交際には良いように思いました。
友人を誘って一緒に遊んでみる。
「どんな二人になりたい?」と見えない先のことをぼんやりと想像してみる。
そんな事で二人の世界観は変わっていきました。